
ひとりちゃん
読みたい気持ちはあるのに、本が進まない。そんなときは、本や読む場面を少し変えてみても大丈夫です。今の自分に合う工夫を、一つずつ探してみましょう。
読書が続かないとき、意志の弱さや性格のせいだと決めつける必要はありません。選んだ本への興味、文章の読み心地、時間や余力、周囲の環境などを見直す余地があります。
この記事では、読書を続けにくい5つの状況と、小さく試せる7つの工夫を紹介します。物語を楽しむ、気になることを知る、仕事の資料を読むなど、読みたい理由に合わせて使ってください。今は休むという選択もできます。
読書を続けにくい5つの状況
当てはまるものがあれば、その状況から見てみましょう。複数が重なっていることも、どれにも当てはまらないこともあります。
状況①:今の興味と、選んだ本が合っていない
評判のよい本でも、今読みたい内容とは限りません。「役に立つ本を読まなくては」と選んだ本が進まないなら、好きな物語や、気になるテーマに戻ってみる方法があります。
読む理由は、学習や課題解決だけでなくて構いません。「続きが気になる」「写真を眺めたい」「言葉の雰囲気が好き」も入り口になります。理由をはっきり説明できなくても、読んでみたい気持ちを大切にしてください。
仕事や課題で読む必要がある場合は、何を確認するための本か、どこまで読む必要があるかを整理してみましょう。自由に楽しむ読書と同じ目標を置く必要はありません。
試すなら:目次や冒頭を少し見て、「今、気になるところ」を一つ探してみます。見つからなければ、別の本を選んだり、候補に戻したりして構いません。
状況②:説明や文章の読み心地が、今の自分に合わない
知らない用語が続く、説明が省かれている、文章の調子になじめないなど、本が進まない理由は一つではありません。何度も止まるときは、言葉が分からないのか、話題に興味が持てないのかなど、引っかかるところを確かめてみましょう。
用語で止まるなら入門書や用語解説を参照する、長い文章が負担なら短い章の本を試す、文体が合わないなら別の著者や訳を比べる、といった選び方があります。知っている内容が多い本や、同じ本を読み返すことも楽しめます。
難しい本に挑戦したい気持ちも大切にしながら、今読む本と後で読む本を分けてみてください。最初に選ぶジャンルやページ数に決まりはありません。
状況③:読む時間や、気持ちの余力がない
仕事や家事が立て込んでいる日には、読む時間を作れないこともあります。空いた時間があっても、休みたいと感じるなら休息に使って構いません。
読んでみたいときは、休憩中に一段落、休日に一章など、生活に置けそうな範囲を試してみましょう。5分を目安にしても、それより短くても大丈夫です。毎日読むことや、時間を増やすことを必須にする必要はありません。
短い時間では物語に入りにくいなら、休日にまとまって読む方法も選べます。睡眠や休憩を削らずに取れる時間を探してください。
状況④:通知や物音で、中断しやすい
読んでいる途中に通知やテレビの音が気になるなら、気を引かれるものを一つ減らしてみましょう。連絡を待っていない間だけ不要な通知を止める、画面が目に入らない位置に移すなど、できる範囲で試します。
専用の部屋や家具を用意する必要はありません。いつもの席で向きを変える、家族と短い読書時間を相談するなど、今ある環境を調整する方法もあります。
カフェや図書館を使いたい場合も、その場の音や混み具合が自分に合うかを確かめてください。場所を変えれば必ず集中できるわけではないので、落ち着かないときは別の時間や場所を選びます。
状況⑤:最後まで読むことが負担になっている
買った本だから、途中まで読んだから、と続けることが負担になっているなら、いったん保留にしてみましょう。途中で休むことも、別の本に移ることもできます。
実用書なら目次から必要な章を読む方法があります。ただし前の章の説明が必要な場合は、そこに戻って確認してください。小説を順番に味わいたいなら、無理に飛ばさず、読みたくなるまで置いておく選択もあります。
課題や仕事で読む範囲が決まっている場合は、その条件を確かめましょう。自由に読む本では、読み切ることを唯一の目標にしなくても構いません。
小さく試せる7つの読書の工夫
全部を取り入れず、気になるものを一つ選んでみてください。試して負担が増えるなら、別の方法に変えて構いません。
工夫①:生活の流れの中に、一回読む場面を置く
「お茶を入れたら一段落読む」「休日の朝食後に続きを開く」など、思い出しやすい場面を一つ決めてみます。時間帯を毎日固定しなくても構いません。
朝が合う人も、昼や夜に落ち着いて読める人もいるでしょう。実際に試して、眠い、予定とぶつかる、急いでしまうと感じたら、場面や読む量を変えます。
工夫②:読みかけの本を、開きやすくしておく
次に読む本を一冊だけ、普段座る場所の近くに置き、続きにしおりを挟んでおきます。持ち歩くなら、重さや汚れが気にならないかも確認してください。
電子書籍を使っているなら、読む本をアプリ内で見つけやすい場所に置く方法もあります。紙と電子のどちらかに統一せず、自宅では紙、外出先では電子など使い分けても構いません。
工夫③:次に戻れる短いメモを残す
記録を試すなら、読み終えた本だけでなく、途中の本も残せます。「題名/止まったページ/次に気になること」など、再開するときに知りたいことを一行だけ書いてみましょう。
たとえば「旅のエッセイ/42ページ/次は港町の話から」といったメモです。感想を書きたいときは添え、負担ならしおりだけでも構いません。冊数や連続日数を記録する必要はありません。
工夫④:話したいときだけ、感想を共有する
誰かに話すのが楽しみなら、友人と「この場面が気になった」と一言やり取りしたり、おすすめの本を聞いたりしてみましょう。読書会が気になる場合は、読了の必要があるか、参加方法や費用が自分に合うかを確認します。
一人で読む時間が好きなら、仲間を作ったりSNSに投稿したりしなくても構いません。感想を公開することや、他の人と同じ速さで読むことを義務にしないでください。
工夫⑤:読みかけの冊数を、自分に合わせて調整する
どの本の続きか迷うなら、今読む一冊を決め、ほかは保留にしてみます。気分や場所で本を変えたいなら、小説と実用書などを並行して読んでも構いません。
試すなら:読みかけを「今読む」「後で戻る」に分けてみます。薄い本を選ぶ場合も、ページ数だけで決めず、文章や一章の長さが読みたい気分に合うかを確かめましょう。
工夫⑥:音声で聴く読み方も試す
文章を目で追う以外に、オーディオブックで聴く方法もあります。気になる本に音声版や試聴があれば、声、読む速さ、内容を追いやすいかを確認してみましょう。
家事などと組み合わせる場合も、手元への注意や周囲の音が必要な場面では聴くのを控え、安全に聴けるときに使ってください。内容を追いづらければ、聴くことだけにする、短く区切る、紙や電子に戻るなど調整できます。
工夫⑦:休んだ後は、気になるところから戻る
読まない日や時期があっても、最初から習慣を作り直すと考えなくて構いません。再び読みたくなったら、しおりの前を少し読み返したり、別の本を開いたりしてみましょう。
今は合わない本も、捨てたり手放したりする必要はありません。後で読む候補に戻す、借りた本なら返却期限に合わせて返すなど、いったん区切る方法があります。
| 続けにくい状況 | 小さく試せること |
|---|---|
| 今の興味と本が合わない | 気になるテーマや好きな物語に戻る |
| 説明や文章がなじまない | 入門書を参照する、別の文体や短い章を試す |
| 時間や余力がない | 一段落や休日の一章を試す。休息も選ぶ |
| 通知や物音で中断する | 不要な通知や音を一つ減らす |
| 読み切ることが負担 | 本に合わせて部分読みする、保留にする |
道具や環境は、気になる点から整える
記録の道具を増やす前に、必要なことを決める
読みかけの場所を残したいだけなら、しおりや手元のメモで始められます。読んだ本を一覧にしたい、感想を検索したいなど、やりたいことが増えたときにアプリを検討する方法もあります。
アプリを選ぶ場合は、必要な機能があるか、費用や公開設定がどうなっているかを確認してください。特定のアプリを使うことが、読書を続ける条件ではありません。
手元の見やすさと、落ち着く音を確かめる
手元の文字が見えやすく、光や画面の反射がまぶしくない位置を探します。座り方や本を置く高さも、窮屈に感じないかを確かめながら調整しましょう。
音が気になるなら、まずテレビや音楽を止めて読んでみます。音がある方が落ち着くと感じるなら小さな音で試し、文章を追いにくければ止めてください。無音でも、小さな音がある環境でも、自分が読みやすい方を選んでみましょう。
読書が続かないときのよくある質問
- 何分くらいから読んでみればよいですか?
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決まった長さはありません。目安がほしければ5分、もっと短く一段落だけでも試せます。毎日読むことや、慣れたら必ず時間を増やすことを目標にしなくても構いません。読む量や頻度は、そのときの余力に合わせてください。
- 読書が続かないのは、本が嫌いだからですか?
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続かないことだけでは判断できません。本への興味、読み心地、時間や余力などを一つずつ見てみましょう。読みたい本がなければ、無理に好きになろうとせず、別の楽しみを選んでも構いません。
- 仕事が忙しく、読む時間が取れないときはどうすればよいですか?
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今は休み、余裕がある休日に読む方法もあります。少し読みたいなら、休憩中に一段落など、睡眠や休息を削らずに取れる範囲を試してください。読みたい本と取れる時間に合わせて、今日はどこまで読むかを決めてみましょう。
まとめ|今の自分に合う工夫を一つ試す
本が進まないときは、興味、文章の読み心地、時間や余力、周囲の環境、読み切る負担のうち、気になるところから見直してみましょう。
- 楽しみや好奇心を入り口に、読みたい本を選び直す
- 一段落や休日の一章など、読めそうな場面を試す
- しおりや短いメモで、次に戻る場所を残す
- 一冊ずつ読むか並行するか、紙か電子か音声かを選ぶ
- 負担になったら保留にし、読みたくなったときに戻る
今日読みたいなら、気になる一節を開いてみてください。今は休みたいなら、本を閉じておいても大丈夫です。読む量や続け方を、今の生活に合わせて選んでいきましょう。

