
ひとりちゃん
積読を減らしたいときは、まず手元の本から「今読みたい1冊」を選んでみましょう。買い方・読む順番・本棚の使い方を見直す7つのコツを紹介します。
本が好きな人ほど、積読(つんどく)の山を抱えがちです。「いつか読もう」と思って買った本が棚に並んでいるのを見るたびに罪悪感を感じる…そんな経験はありませんか?
買った本をすべて読み切る必要はありません。「今読む」「あとで見直す」「手放す」の3つに分けると、次に手に取る本を決めやすくなります。保管することが楽しみなら、その本を無理に減らさなくても大丈夫です。
なぜ積読が増えてしまうのか?原因を分析
原因①:衝動買いで目的のない本が増える
書店で面白そうな本を見かけたり、SNSでおすすめされているのを見たりして、衝動的に購入してしまうケースです。購入した時点での「読みたい!」という気持ちが冷めてしまうと、積読の山が増える一方です。
原因②:読みかけが増え、次に読む本を選べない
並行して読むこと自体に問題はありません。ただ、どこまで読んだか分からなくなったり、毎回選ぶだけで時間が過ぎたりするなら、しばらく読む本を1〜2冊に絞ってみましょう。
原因③:読む目的・動機が薄れてしまっている
購入時は「この本を読んで○○について学ぼう」と思っていたのに、時間が経つと当初の目的意識が薄れてしまいます。また、状況が変化して「今更読まなくてもいいかな」という気持ちになることもあります。
原因④:完璧主義で最初から読もうとする
「本は最初から最後まで読まなければ」という完璧主義が、読書のハードルを上げています。どこから読み始めても良い実用書でも最初から読もうとして、入門章がつまらなくてやめてしまうケースです。
積読を減らす7つのコツ
全部を一度に実行する必要はありません。まず1つ試し、負担になったらやり方を変えてください。
① 買う前に、読みたい理由を一言メモする
「仕事で調べたいことがある」「物語を楽しみたい」など、理由は自由です。すぐに必要でなければ、欲しい本リストに入れて一度保留しましょう。たとえば1週間後に見直し、手元に似た本がないかも確認します。
② 自分に合う購入ルールを決める
「読みかけを1冊進めてから買う」「今月の購入予算を決める」など、守れそうなルールを選びます。読み終えるまで購入禁止にすると苦しくなる人は、冊数や金額を目安にしても構いません。セールの割引率だけで買う前に、今読みたい本かを確かめましょう。
③ 読了の締め切りより、見直す日を決める
「日曜日に10分開いてみる」のように、次の行動を予定に入れます。その日に読めなかった場合は、量や時間帯を調整しましょう。期限を守るために急いで読む必要はありません。
④ 目次を見て、読む範囲を選ぶ
調べものに使う実用書なら、目次や索引から必要な箇所を探す方法があります。ただし、前の章の知識を前提にする本や物語は、途中からだと理解しにくいこともあります。構成に合わせて読み方を選びましょう。
⑤ まず目の前の数冊だけ仕分ける
すべての本をリスト化するのが大変なら、目につく数冊から始めます。「今読む」「あとで見直す」「手放す」に分け、「今読む」から1冊を手の届く場所へ置きましょう。リストには書名と次に読むページだけでも十分です。
⑥ 読まない本は、残す理由も含めて考える
購入から何か月経ったかだけで処分を決める必要はありません。興味がなくなった、同じ内容の本がある、保管場所に困るといった理由があれば、売却や譲渡を検討します。資料や思い出として残す本は分けて保管し、寄付や譲渡は受け手が希望しているか確認しましょう。
⑦ 生活の中に短い読書時間を置く
「夕食後に5分」「移動中に数ページ」など、生活に組み込める時間を選びます。次に開くページにしおりを挟んでおくと、再開時に探さずに済みます。忙しい日は休み、読書のために睡眠や必要な用事を削らないようにしましょう。
積読の種類別・解消戦略
| 積読の種類 | 特徴 | 解消戦略 |
|---|---|---|
| 目的積読 | 学びたいテーマがあって購入 | 目的を再確認して優先的に読む |
| 衝動積読 | 面白そうで購入したが動機が弱い | つまみ読みで興味を確認、不要なら手放す |
| プレゼント積読 | もらったが興味が薄い | 目次を確認し、興味に合わなければ保管や譲渡を検討 |
| コレクター積読 | 集めること自体が目的 | 読まないと割り切り、棚に飾る本として位置づける |
紙の本と電子書籍を両方持っている場合は、端末やアプリの未読一覧も確認しましょう。整理のために同じ本を買い直す前に、まず手元にある形式で読めるか試してみてください。
よくある質問
- 積読は悪いことですか?
-
必ずしも悪いことではありません。「知的好奇心の証」とも言えますし、必要なときに読む本がすぐ手に届く「知識のストック」でもあります。ただし、積読の山にプレッシャーや罪悪感を感じているなら、それは解消した方が読書が楽しくなります。
- 読む気にならない本はどうすればいいですか?
-
まず目次だけ読んでみてください。それでも読む気にならなければ、今の自分には合っていない本の可能性があります。しばらく保管してから再挑戦する方法もあります。読む・残す・手放すのどれにするかは、その本の必要性や保管場所から考えて構いません。
- 何冊まで積読してもいいですか?
-
一律の上限はありません。本棚に安全に収まるか、生活費を圧迫していないか、持っている本を把握できるかを目安にしましょう。資料用やコレクション用の本は、読み切るための本と分けて考えると管理しやすくなります。
まとめ:今読みたい1冊から始める
積読を減らす目的は、すべての本を急いで読み切ることではなく、読みたい本に手を伸ばしやすくすることです。まずは次の3つから始めてみましょう。
- 目の前の数冊を「今読む」「あとで見直す」「手放す」に分ける
- 今読みたい1冊を選び、次に開くページを決める
- 新しく買う前に、欲しい本リストを見直す
読んでみて今の自分に合わなければ、別の本へ移っても構いません。続けやすい読み方と保管量を少しずつ探していきましょう。

