「本を読もうと思って買ったのに、数ページで挫折してしまう」「読書習慣をつけたいのにどうしても続かない」と悩んでいませんか?
本を開く機会が少ないときは、読む量や本の選び方、置き場所などを見直してみましょう。自分が試しやすい工夫を一つ選ぶところから始められます。この記事では、続けにくい3つの状況と7つのコツ、目的別の本の例を紹介します。
ひとりちゃん読みたい気持ちはあるけれど、つい本を置いたままに。まず何を変えたらよいかな?
読むペースは、予定や体調、本の内容によって変わって構いません。7つを全部実行する必要はなく、読みたくない日は休むことも選べます。読書を再開したいときに使えそうな方法を探してみてください。
読書を続けにくい3つの状況を見直す
状況1:今の興味や読みたい量と、本が合っていない
気になるテーマでも、専門用語が多かったり、今読みたいものとは雰囲気が違ったりすると、先へ進みにくいことがあります。目次や試し読みを見て、知っておきたい前提や文章の調子を確かめてみましょう。
古典や専門書でも、興味があれば選んで構いません。難しく感じたら、用語を調べながら読む、同じテーマの入門書を見る、別の本を先に読むなど、進め方を変えられます。
状況2:まとまった時間が空くのを待っている
ゆっくり読む時間が欲しくても、予定の多い日は確保しにくいものです。短く試すなら、休憩中に一段落、予定の合間に数ページなど、切り上げる場所を先に決める方法があります。
長い時間を取れる日に読む形も選べます。休息や睡眠を削ってまで、毎日の読書時間を作る必要はありません。
状況3:何を読みたい気分か、まだ決まっていない
本を選べずに迷うときは、「仕事で気になることを調べたい」「物語を楽しみたい」「好きな人の文章に触れたい」など、今の気分を一言にしてみましょう。
はっきりした目標がなくても、なんとなく気になる表紙や話題から選んで構いません。役立つ知識を得ることだけが、読む理由ではありません。
読書を続けたいときに試せる7つのコツ
コツ1:1ページなど、小さな区切りから始める
本を開くきっかけが欲しいときは、「今日は1ページ」「この段落まで」と量を小さく決めてみましょう。読み進めたければ先へ進み、疲れたら途中で閉じて構いません。
📌 次に開く場所を決めておく
普段座る場所の近くに本を置き、続きを読みたいページにしおりを挟んでおきます。読めない日があっても、次に開いた場所から再開すれば大丈夫です。
コツ2:使えそうな待ち時間を一つ選ぶ
昼休みや座って待つ時間など、落ち着いて本を開ける場面を一つ探してみましょう。例えば「昼食後、余裕があれば数分だけ読む」という決め方です。空いた時間を全部読書に変える必要はありません。
外では薄い本を持っていくか、普段使う端末で電子書籍を開けるか試しておくと準備になります。読むのは安全に立ち止まるか座れる場所で。歩行中や運転中など、周囲への注意が必要な場面は避けてください。
コツ3:読み切るかどうかを、その都度選ぶ
一冊を全部読まなければいけないと考えず、今の自分に合わないと感じたら別の本へ移って構いません。しばらく置いて、後から再開する方法もあります。
実用書は目次から気になる章を探す読み方もできます。前の章の説明が必要なら戻り、物語の順序を楽しみたい小説なら最初から追うなど、本の構成と自分の読み方に合わせましょう。
コツ4:気になる本を、買う前に少し確かめる
話題作や人からの推薦も、本を知るきっかけになります。そのうえで「今の自分が続きを読みたいか」を確かめてみましょう。
- あらすじや目次を見て、気になる場面や問いを探す
- 試し読みや店頭で見られる範囲を読み、文体や文字の大きさを確かめる
- 章の長さや本全体の分量を見て、今のペースでどう読めそうか考える
- 推薦やレビューは、何を面白いと感じたのかという理由を読む
コツ5:残したいことを一行だけ記録する
記録を試すなら、紙の手帳やスマホのメモに「書名/気になったこと」を一行だけ残してみましょう。「登場人物の次の行動が気になる」「この説明はまだ分からない」でも構いません。
読了した本だけでなく、途中の本について書いても大丈夫です。次に本を選ぶときや、続きを開くときに見返せます。記録が負担なら、しおりだけにしても構いません。
コツ6:読みやすい場所と通知の設定を探す
📌 気になる通知だけ調整する
通知が気になるときは、読む間だけ不要な通知を止める方法があります。必要な連絡は受け取れるように設定を確かめましょう。スマホで本を読む場合も、読みやすい画面にしておきます。
文字が見やすい明るさ、無理のない姿勢、落ち着ける場所を探してみましょう。自宅で難しければ、利用ルールに合う図書館やカフェも候補です。音や周囲の様子が合わなければ、場所を変えるか、その日は休んで構いません。
コツ7:話したい感想があれば、誰かと分かち合う
面白かったことや疑問に思ったことがあれば、興味のある相手に話してみる方法もあります。「この場面をどう思う?」と尋ね、自分とは違う受け取り方を聞くこともできます。
相手が未読なら、結末を話してよいか先に確かめましょう。感想を公開したり、読んだ内容を説明したりすることは義務ではありません。一人で楽しむ読み方も大切にしてください。
読みたいことから探す、本の選び方と5冊の例
読みたい内容や形式から候補を探すときの例を挙げます。順番はおすすめの順位を示すものではありません。気になる一冊があれば、出版社の紹介や試し読みを見て、今の気分に合うか確かめてみてください。
| 読みたいこと | 作品・内容の例 | 読む前に確かめること |
|---|---|---|
| 対話を通して考え方に触れたい | 『嫌われる勇気』 岸見一郎・古賀史健著。哲学者と青年の対話形式でアドラーの思想を扱う本。 |
対話の進み方や扱う問いに関心が持てるか。著者の考えに同意することを読書の条件にしない。 |
| 考えを書き出す方法を知りたい | 『ゼロ秒思考』 赤羽雄二著。紙にメモを書き、考えを言葉にする方法を紹介する実用書。 |
目次でメモの書き方を扱う章を見て、紙とペンで試す形式が自分に合うか。 |
| 人と社会の関わりを描く小説を読みたい | 『コンビニ人間』 村田沙耶香著。コンビニで働く主人公と、周囲の人々との関係を描く小説。 |
あらすじや試し読みで、主人公の語り方や題材に関心が持てるか。 |
| 時をまたぐ物語を追いたい | 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 東野圭吾著。雑貨店に寄せられる相談と、過去・現在をまたぐ手紙のやり取りを軸にした小説。 |
手紙でつながる設定に興味があるか。読む版の分量を見て、どのくらいずつ読みたいか考える。 |
| 長い物語をじっくり読みたい | 『百年の孤独』 ガブリエル・ガルシア=マルケス著、鼓直訳。マコンドに生きる一族の百年を描く小説。 |
訳文の調子や選ぶ版の分量を確かめ、長い物語を少しずつ追いたい気分か考える。 |
この表以外にも、漫画、詩、写真の多い本など、気になる形式から探せます。短い本か長い本かだけで決めず、続きを見たいと思えるかを大切にしてみましょう。
電子書籍と紙の本は、読む場面に合わせて使い分ける
どちらが習慣化しやすいかを一律に決める必要はありません。普段読む場所と、使ってみて困ることから選んでみましょう。家では紙、外では電子という使い分けもできます。
電子書籍を試したい場面
- 手持ちの端末で本を読み、荷物を増やしたくない
- 本棚の空きを気にせず、読む候補を探したい
- 購入前に、使う端末でページ表示や操作を確かめたい
- 定額サービスを検討する前に、読みたい本が対象か調べたい
表示やメモの機能は作品・形式・アプリによって異なるため、使いたい機能があるか商品案内や試し読みで確認します。定額サービスを選ぶ場合も、対象作品、利用条件、料金や解約方法を確かめてから判断しましょう。
紙の本を試したい場面
- 手元のページをめくり、前後を行き来しながら読みたい
- 自分の本に直接書き込みたい、付箋を使いたい
- 画面の操作をせずに本を開きたい
- 本そのものを手元に置き、本棚に並べたい
紙の場合は、文字の大きさや本の重さ、持ち歩く量も見ておきます。図書館などで借りた本は書き込まず、付箋の扱いも貸出元のルールに従ってください。紙でも電子でも、見づらいときは明るさや姿勢を見直し、疲れたら休みましょう。
よくある質問(FAQ)
- 読書習慣が身につくまで、どれくらいかかりますか?
-
「何日続ければ身につく」という期限を決めず、今の生活で本を開きやすい場面を探してみましょう。しばらく試して合わなければ、読む量・時間・本のいずれかを変えます。毎日読む形にこだわらず、休日に読む、間が空いたら再開する形でも構いません。
- 集中できず、読書が進みません。どうすればよいですか?
-
一段落で区切る、気になる通知を調整する、読む場所を変えるなど、一つずつ試してみてください。本の内容が今の興味に合わない場合は、別の本へ移ることもできます。眠かったり疲れていたりする日は、無理に読み進めず休みましょう。
- 忙しくて読書の時間が取れない日は、どうしたらよいですか?
-
読まない日があっても大丈夫です。余裕があれば、座って待つ時間や休憩中に数ページだけ開く方法もあります。難しければ次に読みたい箇所にしおりを挟んでおき、予定が落ち着いたときに再開しましょう。休息を削って埋め合わせる必要はありません。
まとめ|自分に合う工夫を一つ試してみよう
- 1ページや一段落など、小さな区切りを決める
- 落ち着いて読める待ち時間を一つ探す
- 読み切るか、中断するかをその都度選ぶ
- 気になる本の内容や文体を、購入前に確かめる
- 残したいことがあれば、一行だけ記録する
- 場所や通知を、自分が読みやすい形に調整する
- 話したい感想は、興味のある相手と分かち合う
今読みたい本を開き、気になるところまで読んでみる。そのくらいから始めて構いません。読まない日を挟んでも、また興味が向いたときに再開できます。楽しみ方やペースを、自分の暮らしに合わせて選んでみてください。

