肌が赤い、かゆい、粉をふく、ニキビが増えた。こうした変化が出たときは、新しい化粧品を重ねる前に、症状と使っているものを確かめましょう。乾燥、かぶれ、ニキビでは、合うケアや治療が異なります。
化粧品を変えた直後に赤みや刺激が出たなら、その製品の使用を中止します。痛みやかゆみが強いとき、何度も繰り返すときは、生活習慣の見直しと並行して皮膚科へ相談してください。
息苦しさなど急な症状がある方は、先に「受診を急いだ方がよい症状」をご確認ください。
症状が出たときに確認すること
- いつ、どこに出たか:頬、口の周り、まぶたなど、場所と気付いた日をメモする。
- 最近変えたもの:化粧品、日焼け止め、毛染め、洗剤、薬などの商品名を控える。
- 何をすると悪くなるか:洗顔後、汗をかいた後、マスクが触れる場所など、気付いた範囲で記録する。
変化を写真に残しておくと、受診した日に症状が軽くなっていても伝えやすくなります。原因探しのために、かぶれた疑いのある化粧品をもう一度塗って試すのは避けましょう。
乾燥や刺激が気になる日のスキンケア
洗うときは熱いお湯を避け、やさしく洗って十分にすすぎます。タオルはこすらず、押し当てて水分を取ります。乾燥するところには、洗顔や入浴の後に保湿剤を塗りましょう。
乾燥が強い肌には、香料不使用のクリームや軟膏タイプも選択肢です。新しい美容液やスクラブを増やすより、刺激なく使えている洗浄料と保湿剤で手入れを簡単にすると続けやすくなります。
保湿剤までしみる、赤みやかゆみが続くときは、製品名をメモして皮膚科へ。処方薬を使っている方は、刺激が出た場所や程度を処方元に伝え、塗る量や回数を相談してください。
ニキビは、洗いすぎず早めに治療する
ニキビは、不潔にしているからできるものではありません。洗顔は一日2回を目安に、洗顔料を泡立てて手でやさしく洗います。乾燥が気になるときは保湿を加えましょう。強くこすったり、指でつぶしたりすると炎症や痕の原因になります。
ニキビは軽いうちから皮膚科で治療できます。赤く腫れたニキビが続く、痛い、繰り返して困るときは、早めに受診しましょう。
食事と睡眠は、普段の不足を補う
食事を抜く日や、パン・麺だけで済ませる日が続くなら、卵・魚・肉・豆腐などのおかずと、野菜のおかずを添えてみてください。おにぎりにゆで卵とサラダを足す、うどんに卵と野菜を加える、といった組み合わせでも始められます。
ニキビ対策として、あれもこれも食べないと制限する必要はありません。特定の食品で悪化する実感がある場合は、食べたものと症状を記録して診察時に伝えましょう。食物アレルギーなどで除去を指示されている方は、その指示を続けてください。
睡眠不足が続くなら、夜の動画や作業を切り上げる時間を決め、眠る時間を確保します。朝はカーテンを開け、夜は照明や画面の明るさを抑えると、生活のリズムを作りやすくなります。
仕事や家事で余裕がないときは、短い休憩を挟む、誰かに一つ手伝ってもらうなど、負担を減らす工夫も大切です。食事や睡眠を整えながら、必要な治療を続けましょう。
生理前に繰り返すニキビは、時期も伝える
月経前はホルモンの変化に伴ってニキビが悪化することがあります。ニキビの出た日と月経の開始日をメモし、皮膚科で伝えてください。治療中は、短期間の変化だけで薬をやめず、使い方を相談しながら続けます。
月経が長く来ていないなど、ほかにも気になる変化があれば、そのことも担当医へ。必要に応じて婦人科などにつないでもらえます。
受診を急いだ方がよい症状
発疹が急に広がる、発熱を伴う、水ぶくれやただれがある、強く痛む、目や口の粘膜にも症状があるときは、早急に医療機関で診てもらってください。
息苦しい、喉が腫れて飲み込みにくい、意識がぼんやりするなどの症状が急に出たら119番です。顔や唇が急に腫れたときも、すぐに医療機関へ連絡して受診してください。
緊急の症状がなくても、かゆくて眠れない、肌荒れを繰り返す、いつもの保湿で改善しないときは皮膚科に相談できます。
よくある疑問
化粧水がしみるときはどうすればよいですか?
その化粧水の使用を中止し、刺激なく使える保湿剤で手入れをしましょう。保湿剤もしみる、赤みやかゆみが続く場合は、使っている製品名を持って皮膚科を受診してください。
食事だけでニキビを治せますか?
食事は栄養をとるために整え、ニキビそのものは症状に合う治療を受けましょう。主食とおかずをそろえ、気になる食品があれば食事と症状を記録すると、診察でも相談しやすくなります。
何週間くらい様子を見ればよいですか?
痛みや強いかゆみがあるとき、繰り返して困るときは、その時点で相談してかまいません。急に広がる発疹や発熱、息苦しさなどがある場合は、上の受診案内に沿って早急に対応してください。

