毛先が広がる、ブラシが引っかかる、乾かすとごわつく。髪のパサつきが気になったら、まずは熱の当て方と、洗う・とかすときの扱いを見直してみましょう。カラーやパーマの履歴も、ケアを選ぶ手がかりになります。
頭皮の痛み・赤み・強いかゆみ、急な抜け毛や部分的に髪が抜ける変化があるときは皮膚科へ。毛先の手触りとは分けて相談してください。
パサつきが気になり始めた場面を振り返る
毎朝のアイロン、繰り返すカラー、タオルで強くこする習慣などが、髪への負担になります。最近変えたヘアケア用品や、施術の時期を思い出してみましょう。
- アイロンを何度も通す部分がごわつくなら、温度と回数を見直す。
- カラーやパーマの後から引っかかるなら、次の施術前に美容師へ履歴と状態を伝える。
- 洗った後に毛先が絡むなら、コンディショナーの付け方や、とかし方を調整する。
- 年齢とともに髪質が変わったなら、今の太さや乾燥具合に合う量・仕上がりを選び直す。
洗う・整える・乾かす順に、負担を減らす
シャンプーは頭皮をやさしく洗う
髪を十分にぬらし、シャンプーは主に頭皮を洗うために使います。毛先同士を強くこすらず、流れてくる泡も使ってすすぎましょう。洗う頻度は汗や皮脂、汚れに合わせて調整します。
使った後にかゆみや赤みが出る製品は使用をやめ、続く場合は皮膚科へ。シャンプーを選ぶときは、頭皮の洗い上がりと髪のまとまりを見ながら、自分に合うものを探してください。
コンディショナーは髪質に合わせて付ける
細い髪やべたつきやすい髪は毛先を中心に。乾燥した髪やカールの強い髪は、長さのある部分にもなじませます。使う量、置く時間、すすぐかどうかは製品の使い方に合わせましょう。
洗い流さないミルクやオイルを使う場合も、乾燥が気になる部分へ、表示された量を目安に付けます。根元が重くなるなら付ける範囲や量を減らし、アイロン前に使えるかも製品ごとに確かめてください。
髪の絡まりは毛先から少しずつほどく
目の粗いくしを使い、毛先の絡まりから少しずつほどき、徐々に上へ進めます。引っかかった場所を力で引っ張らないようにしましょう。
直毛は、洗髪後に少し乾いてからやさしくとかす方法が向いています。カールの強い髪は、コンディショナーを使ってぬれた状態でほどく方が扱いやすい場合があります。自分の髪で切れ毛や引っかかりが出にくい方法を選んでください。
熱は低めの設定から、同じ場所に当て続けない
タオルで包むように水気を取り、強くこすらずに乾かします。ドライヤーは低温・中温などから調整し、吹出口と髪の距離は取扱説明書に合わせましょう。同じ部分に熱を集中させないよう、動かしながら使います。
ストレートアイロンは、乾いた髪に低めの設定から使います。熱から髪を守る製品を併用する場合は、その製品とアイロンの両方の使い方に合わせてください。毎日何度も通しているなら、熱を使わない髪型の日を設ける方法もあります。
カラーやパーマは、施術前後の手順を守る
自宅で染めるときは、放置時間から洗い流しまで、使う製品の手順を先に確認します。たとえばリーゼ泡カラーは、染めた後によくすすぎ、シャンプーとコンディショナー等で仕上げる手順です。仕上げの洗髪を省かず、薬剤をきちんと落としてください。
白髪染めなどのヘアカラー(酸化染毛剤)は、使うたびに48時間前からの皮膚アレルギー試験が必要です。以前ヘアカラーでかぶれた方は、酸化染毛剤を使わず、皮膚科へ相談してください。美容室でも、過去のかぶれを施術前に伝えましょう。
染毛中にかゆみ・赤み・腫れなどが出たら、すぐに使用を中止して薬剤を洗い流し、医療機関へ相談してください。息苦しい、のどが締まる、ぐったりして意識がはっきりしない場合は119番へ。救急薬を処方されている方は、教わった方法で使い、救急搬送を依頼します。
染毛剤が目に入ったときは、目をこすらず、すぐに水かぬるま湯で15分以上洗い流し、直ちに眼科を受診してください。
次のカラーやパーマの時期は、髪と頭皮の状態を見て美容師と決めます。予約時に前回の施術日や自宅で使った薬剤を伝え、毛先の切れや絡まりが強い部分も見てもらいましょう。
日差しや髪型、毎日の食事も見直す
日差しの強い屋外では帽子を使い、髪を強く引っ張る結び方やきついまとめ髪が続く場合は、ゆるめの髪型も取り入れます。ヘアケアを増やす前に、普段の負担を一つ減らしてみましょう。
食事が抜けがちなら、ごはんなどの主食に、肉・魚・卵・大豆製品のおかずと野菜を組み合わせます。乳製品や果物も取り入れ、食べる種類を増やしましょう。意図せず体重が減る、食事を取れない状態が続くときは、医療機関で相談してください。
よくある疑問
オイルとミルクは、どちらを選べばよいですか?
まずは製品が想定する髪質と仕上がりを見ます。毛先のまとまりを出したいのか、べたつきを抑えたいのかで、使う場所や量を調整しましょう。複数を一度に重ねず、一つずつ使うと仕上がりの違いを確かめやすくなります。
カラー後は数日間シャンプーしない方がよいですか?
染めた直後の薬剤は、その製品の手順で十分に洗い流します。その後の自宅での洗髪は、使った薬剤の案内や美容師の説明に合わせてください。かゆみや赤みが出ているときは、色持ちよりも皮膚の状態への対応を優先します。
ケアを続けても毛先が引っかかるときは?
熱や摩擦を減らしても扱いにくい部分は、美容師に見てもらい、毛先を整えることも相談してみましょう。抜け毛が急に増えた、地肌が目立つ、頭皮の症状が続く場合は皮膚科が相談先です。
次の洗髪から変えることを一つ決める
タオルでこすらない、毛先からとかす、アイロンの温度を見直す。いつもの手順を一つ変え、引っかかりやまとまりを確かめましょう。髪や頭皮の状態に合わせて、美容師と皮膚科を使い分けてください。

