気になる人ともっと話したい。でも、何を変えればいいか分からない。そんなときは、会う前に服の汚れを確認する、相手の話を最後まで聞くなど、次の場面でできることから始めてみましょう。
好かれようとして、いつも明るく振る舞ったり、相手の希望にすべて合わせたりする必要はありません。会話・身だしなみ・気遣いの10のポイントを、言葉の例と一緒に紹介します。
会話・身だしなみ・気遣いの10のポイント
1. 身だしなみを、できる範囲で整える
会う前に、服の汚れや寝ぐせ、靴の状態を鏡や明るい場所で見てみましょう。新しい服を買う前に、手持ちの服を洗う、ほこりを取るなど、今できる手入れからで十分です。
においが気になるときは、香水を重ねる前に衣服や靴を確かめます。洗った服はよく乾かし、靴も汗で湿ったまましまわないようにしましょう。
2. 挨拶と感謝を言葉にする
会ったときの「こんにちは」、待ち合わせ場所を調べてもらったときの「調べてくれてありがとう」。笑顔をうまく作れなくても、挨拶や感謝を伝えることはできます。
ほめるなら「すごいね」だけでなく、「さっきの説明、分かりやすかった」のように、実際に感じたことを伝えてみましょう。無理にほめるところを探す必要はありません。
3. 話を最後まで聞き、一つ尋ねる
相手が話している途中で自分の話に切り替えず、まずは最後まで聞きます。「映画を見た」と聞いたら、「どんなところが面白かった?」と、その話の中から一つ尋ねてみましょう。
質問を続けるだけでなく、「自分は最近こんな映画を見たよ」と短く話すのも一つの方法です。相手が話したくなさそうなら、詳しく聞き出そうとせず、別の話題へ移りましょう。
聞き違いが気になるときは「つまり○○ということ?」と確かめてもよいでしょう。NHSの関係づくりのヒント(英語)でも、聞いた内容を言い換えて確認する方法が紹介されています。
4. 自分の希望も、選べる形で伝える
予定を決めるときは、「何でもいいよ」で任せきりにせず、「静かなカフェに行きたいな。駅前の店か、公園の近くはどう?」と候補を出してみます。
続けて「ほかに行きたいところはある?」と聞けば、相手も希望を出せます。どちらかが毎回決めるのではなく、予算や帰る時間も話し合って決めましょう。
5. うれしいことも、困ったことも伝える
楽しかったときは「またこの店に来たいね」、疲れたときは「少し座って休みたい」と、今の気持ちを短く伝えてみましょう。つらいときまで笑顔でいる必要はありません。
悩みを話したいときは、「今、少し聞いてもらえる?」と相手の都合を確かめます。聞く側になったら、すぐに励ましたり答えを出したりせず、「聞いてほしい? 一緒に考えたい?」と尋ねる方法もあります。
6. 手伝う前に、相手の希望を聞く
荷物が重そうなら「持とうか?」、歩き疲れていそうなら「休憩する?」と声をかけます。「大丈夫」と断られたら、無理に手伝い続けないようにしましょう。
プレゼントやサプライズも、自分がしてあげたいことと、相手が喜ぶことは別です。食べ物なら好みを、予定を用意するなら都合を先に確かめてみてください。
7. 約束を守り、変更は早めに伝える
待ち合わせに間に合わないと分かったら、「ごめん、電車が遅れていて10分ほど遅れそう。到着時間が分かったら連絡するね」と、分かっていることを伝えます。
予定の変更やキャンセルも、言い出しにくさから放置せずに連絡しましょう。無理な約束をして後で困るより、誘われた時点で自分の予定を確認してから返事をします。
8. 相手をからかわず、好きな話題を分け合う
面白いことを言わなければ、と焦るより、最近見た映画や出かけた場所など、自分が楽しんだ話をしてみましょう。相手の好きなことも聞いてみてください。
見た目や失敗を笑いの材料にしたり、嫌がっているのに「冗談だよ」で続けたりするのはやめましょう。自分をけなして場を盛り上げる必要もありません。
9. 意見が違ったら、いったん聞き直す
好みが違うときは、すぐに「それはおかしい」と否定せず、「どんなところが好きなの?」と聞いてみます。賛成できなくても、相手がどう考えているかを聞くことはできます。
言い合いになりそうなら、「今は落ち着いて話せないから、少し時間を置きたい」と伝えて、その場で結論を急がない方法もあります。
10. 一人の時間と、断る自由を大切にする
返事が遅いからと何度もメッセージを送ったり、誰といるのかを細かく報告させたりせず、相手の生活を尊重しましょう。自分も、友人と会う時間や一人で過ごす時間を持って構いません。
誘いを断られたら「分かった、返事をくれてありがとう」でいったん終えます。理由を問い詰めたり、断りにくい言い方で何度も誘ったりしないことが大切です。
大阪府のデートDVに関する案内も、お互いを尊重し、対等な関係をつくる大切さを伝えています。怒鳴る、脅す、交友関係を制限する行動を、好意の表現として受け入れる必要はありません。
次に会うときは、一つだけ試してみる
10項目を一度にこなそうとせず、気になったものを一つ選んでみてください。会話に困っているなら「話を最後まで聞く」、予定を任せがちなら「行きたい場所を一つ提案する」と決めておきます。
- 会う前:試す行動を一つ決め、使いたい一言を考える。
- 会った後:できたことと、言いにくかったことを一つずつ振り返る。
- 次の機会:言いにくかった一言を、自分が使いやすい表現に変える。
振り返るのは、好かれたかを採点するためではなく、次に話すときの準備です。たとえば「質問はできたけれど自分の話をしそびれた」なら、次は好きなものの話を一つ添えてみましょう。
よくある質問
見た目に自信がありません。何から始めればいいですか?
まずは服の汚れや寝ぐせを整えるなど、手をつけやすいところからで構いません。会話では、挨拶する、話を最後まで聞く、自分の好みを少し話すなど、見た目を変えなくても試せることがあります。
大勢の場で話すのが苦手でも、出会いを探せますか?
大人数で盛り上げ役をしなくてもよいのです。少人数の集まりや共通の趣味がある場など、自分が参加しやすい場所を選んでみましょう。聞いてみたいことを一つ考えておく方法もあります。
男性と女性で、気をつけることは違いますか?
性別で役割を決めるより、その人の希望を聞いてみましょう。たとえば、店を決めたい人も一緒に選びたい人もいます。支払い方、連絡の頻度、手伝ってほしいことも、思い込まずに話し合ってください。
どれくらい続ければ、好かれるようになりますか?
「何週間で好かれる」と決まった期間はありません。まずは「会話を遮らずに聞けた」「予定を自分から提案できた」など、自分の行動を振り返ってみてください。相手が関係を進めたくないと伝えたら、その気持ちを尊重しましょう。
新しい出会いを探したいときは
これから知り合う機会を増やしたいなら、趣味の集まりや友人の紹介など、自分が参加しやすい方法を考えてみましょう。マッチングアプリを使ってみたい人は、初めてのマッチングアプリ|選び方と会うまでの準備で、利用条件やプロフィールの書き方、初めて会う日の注意点を確認できます。

