
ひとりちゃん
読書ノートは「書名・気になった箇所・自分の感想」から始められます。読み返したくなったときに、本のどこへ戻ればよいか分かる記録を作りましょう。
読んだ本の細部を思い出せなくても、すべてを覚え直す必要はありません。書名とページ、気づきを短く残すだけでも、必要な箇所を探す手がかりになります。この記事では、記入例と見返し方を紹介します。
読書ノートをつけると何ができる?
覚えることより、読み返す手がかりを残す
読書ノートは、忘れた内容を本で確かめ直すためにも使えます。大切だと思った箇所にページ番号を添え、「なぜ気になったか」を一言残しておきましょう。
忘却曲線の研究で扱われたのは、主に意味を持たない音節の学習と再学習にかかる時間です。「本の内容を翌日に何%忘れる」とそのまま読み替えることはできません。数字に追われるより、必要なときに戻れる記録を目指しましょう。参考:Murre・Dros(2015)の忘却曲線の追試
自分の感想と著者の主張を分ける
「著者が述べたこと」と「自分が考えたこと」を別の欄にすると、後から混同せずに読み返せます。うまく説明できない箇所は、分からなかった点を書いておき、本を開き直す目印にしましょう。
読書ノートの基本フォーマット
初めは3項目で十分です。すべての本を詳しくまとめようとせず、残しておきたい本から書いてみましょう。
まず書くのは「書名・箇所・感想」
- 書名・著者名・記録した日
- 気になった箇所のページ番号と、自分の言葉でまとめた要点
- 自分の感想、疑問、試してみたいことのうち1つ
紙ならノートの半ページ、デジタルなら数行から始められます。読了していなくても、途中で気づいたことを書いて構いません。
記入例:暮らしの実用書を読んだ場合
以下は書き方を示す架空の例です。実際の本の内容や引用ではありません。
- 書名・著者・記録日
- 『○○の片づけ』/○○著/○月○日
- 気になった箇所
- p.○○:収納を増やす前に、持ち物の量を確認するという話。
- 自分の感想・次の行動
- 収納用品を先に買いがちだった。週末に机の引き出し1段だけ中身を確認したい。
本文を書き写した部分はかぎ括弧で囲み、ページ番号を添えます。要約や感想と区別しておくと、著者の言葉を確かめ直せます。
詳しく書きたい人向けの拡張フォーマット
詳しく残したい本は、次の項目から必要なものを追加します。量は記入例としての目安で、埋めるノルマではありません。
| 項目 | 内容 | 目安の量 |
|---|---|---|
| 基本情報 | タイトル・著者・出版年・読了日 | 1行 |
| 読む前の期待 | 何を学びたいか・なぜ読もうと思ったか | 2〜3行 |
| 重要フレーズ | 引用したい短い文章とページ番号 | 3〜5個 |
| 学びと気づき | 新しく知ったこと・考えさせられたこと | 箇条書き5〜10点 |
| 批判・疑問点 | 著者の意見に疑問を感じた点 | 1〜3点 |
| アクションプラン | 明日から実践すること | 1〜3つ |
| 一言要約 | この本を一言で表すと | 1文 |
読書ノートを長続きさせるコツ
本を読みながら付箋・メモをする
読書中に気になったページに付箋を貼り、気になったフレーズの横に簡単なメモをしておくと、読了後にノートを書くのがずっと楽になります。ノートを書く際は、付箋をたどるだけで重要箇所を効率よく振り返ることができます。
電子書籍では、利用中のアプリにしおりやハイライト機能があれば使ってみましょう。ページ番号が変わる形式なら、章の名前や位置の表示を控えると探し直す手がかりになります。
紙とデジタルは、見返す場面で選ぶ
書き込みや図を自由に残したいなら紙、外出先でも読み返したいなら普段使っているメモアプリから試せます。アプリを新しく契約する前に、必要な機能が「文字検索」「写真の添付」「端末間の同期」のどれかを整理しましょう。
紙なら最初のページに書名とノートのページ番号をまとめ、デジタルならメモのタイトルを「書名|著者名」にそろえます。記録を分散させず、1か所に集めることから始めてみてください。
見返したときに、使えたことを追記する
たとえば週末に1冊分のメモを開き、「試したこと」「新しく浮かんだ疑問」を1行足します。内容が曖昧なら、ページ番号を頼りに本を確認しましょう。毎週が難しければ、そのテーマが必要になったときに見返す方法でも構いません。
広告|次に読みたい本があるときに
読書ノートは、手元にある本で始められます。新しい本を買う場合は作品ページで価格や対象条件を確かめてください。形式を迷うときは、電子書籍サービスの選び方も参考にできます。
読みかけが増えて困るときは、積読を減らす7つのコツをご覧ください。
よくある質問
- 読書ノートはすべての本に書く必要がありますか?
-
すべての本に書く必要はありません。特に学びたいと思った本、繰り返し読みたい本、ビジネスや自己成長に役立てたい本などに重点的に書きましょう。気軽に読む小説や雑誌には一言メモ程度でも十分です。読書ノートが負担になって読書自体が嫌になってしまっては本末転倒です。
- 手書きとデジタル、どちらがおすすめですか?
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書きやすさと、後から探しやすいかで選びましょう。紙は図や矢印を自由に書け、デジタルは使うアプリに検索機能があれば書名などで探せます。まず手元のノートや普段のメモアプリで1冊分を作り、続けられそうか確かめてください。
- 読書ノートをつけると読書が遅くなりませんか?
-
記録する分の時間は増えます。物語を途切れずに楽しみたいなら、読み終えてから一言だけ残す方法があります。勉強や調べものなら、必要なページだけ控えるなど、読む目的に合わせて量を調整しましょう。
まとめ:短く書いて、必要なときに見返す
読書ノートに残すのは、本の内容すべてではなく、自分が戻って読みたい箇所です。まず1冊について、次の3つを書いてみましょう。
- 書名・著者名と記録した日
- 気になった箇所のページ番号と要点
- 自分の感想や試したいことを一言
書く負担が大きければ項目を減らし、読み返したときに補っても構いません。記録を完成させることより、本を読む楽しみと両立できる量を選びましょう。

