彼氏・彼女と喧嘩して仲直りしたいときは、いったん言い争いを止め、二人とも話せる状態になってから、何が嫌だったかと次にどうしたいかを伝えてみましょう。返事や許しを急がせる必要はありません。
ひとりちゃんうまく話そうとしなくても大丈夫。「何が起きたか」「どう感じたか」「次はどうしたいか」を一つずつメモすると、伝えたいことがまとまります。
怖さや暴力があるときは、仲直りより安全を優先する
殴る、物を投げて脅す、嫌がる性的な行為を強いる、交友関係や行動を監視・制限するといったことは、二人の言い方を工夫するだけで解決しようとしないでください。暴力を受けた責任を自分に引き受ける必要はありません。
相手が怖いときは、一人きりで会って話し合うことを避け、安全に過ごせる場所や信頼できる人、専門の相談窓口を頼ってください。今まさに危険がある場合は110番へ。緊急ではない場合も、内閣府のDV相談窓口案内から相談できます。DV相談ナビは#8008で、通話料がかかり、受付時間はつながる相談機関により異なります。つながらない場合は同じ案内ページから地域の窓口を確認してください。
安心して話せる二人の、仲直りの進め方
1.言い争いを止めて、落ち着く時間を取る
声が大きくなったり、同じ言い合いを繰り返したりしているなら、いったん会話を止めます。「今は落ち着いて話せないから、少し離れたい」と短く伝える方法があります。
何時間空けるかを先に決めるより、自分も相手も話せる状態かを確かめましょう。落ち着いたら「話したいことがあるけれど、今は大丈夫?」と確認し、相手が休みたい場合はその時間を尊重します。
2.話すことを一つに絞る
最近の不満を全部持ち出すと、何を決めたいのか分かりにくくなります。まずは今回の出来事を一つ選び、「起きたこと・自分の気持ち・希望」を分けてみてください。
| 分けること | 待ち合わせに遅れた場合の例 |
|---|---|
| 起きたこと | 待ち合わせの時間を過ぎても連絡がなかった |
| 自分の気持ち | 何かあったのか心配になった。いつまで待つかも困った |
| 次の希望 | 遅れると分かったら、連絡できるときに知らせてほしい |
「いつも私を大切にしない」と相手の気持ちまで決めつけず、そのときの出来事について話します。相手にも事情や希望を聞いて、二人でできることを探しましょう。
3.自分がしたことについて謝る
言いすぎた、約束を忘れたなど、自分に謝りたい行動があるなら具体的に伝えます。「全部私が悪かった」と無理に引き受けず、自分がしたことと、話し合いたい問題を分けてください。
たとえば「さっき大声で責めたことはごめんなさい。待ち合わせの連絡については、落ち着いて相談したい」と伝えられます。「でもあなたが悪いから」と謝罪の中で責め返したり、その場で相手の謝罪まで求めたりしないようにしましょう。
4.相手の話を聞き、違う部分を確かめる
相手の話を聞いたら、「そう受け取っていたんだね」「私にはこう聞こえたけれど、合っている?」と確認します。相手の気持ちを聞くことと、その要求を全部受け入れることは別です。
受け入れられないことは「それはできない」と伝えて構いません。話が激しくなったら中断し、その日のうちに結論を出そうとしないでください。
5.次にすることを、一つ決める
「これから気をつける」だけで終わらず、次に同じ状況になったときの行動を相談します。無理なく続けられるかも、二人で確かめてください。
- 予定が変わったとき:連絡できるタイミングで、変更と待ち合わせの希望を伝える
- デート代で揉めたとき:次の予定を決める前に、それぞれが出せる予算を伝える
- 家事で揉めたとき:やることと担当を具体的に決め、難しいときは相談する
即返信、常時の位置共有、パスワードの提出などを、仲直りの条件にしないようにしましょう。連絡できない時間や、一人で過ごす時間も大切にしてください。
LINEで切り出すなら、短く一度伝える
長文で経緯を説明する前に、謝りたいことと、話す意思を確認する短い文にまとめます。次は一例です。
さっきは大声で責めてごめんなさい。落ち着いて話したいと思っています。今は話せそうですか。まだ難しければ、今日は返事を急がなくて大丈夫です。
送ったあとは、返事がないからと同じ内容を連続で送ったり、突然家や職場へ行ったりしないでください。「連絡しないで」「会いたくない」と言われた場合は、その意思を尊重します。別のアカウントや友人を通じて連絡を迫ることも避けましょう。
謝っても、すぐには仲直りできないとき
謝罪を受け取っても、気持ちが戻るまで時間が必要なことがあります。許すよう求めず、自分が約束した行動を見直してください。相手が関係を終えたいと伝えている場合は、仲直りを説得し続けないようにします。
同じ問題が続き、自分ばかり我慢していると感じるなら、距離を置くことや関係を終えることも選択肢です。信頼できる人に、実際にあったことを話してみてください。別れを伝えるのが怖い場合は、先に専門の相談窓口へ相談しましょう。
よくある質問
何日以内に仲直りした方がいいですか?
一律の期限を決めず、お互いが話すことを望んでいるかを確認します。仕事や休息を妨げて返事を急がせず、自分も落ち着いて考えられる時間を取りましょう。
自分は悪くないと思っていても、先に謝るべきですか?
場を収めるために全部の責任を引き受ける必要はありません。自分の行動で謝りたい部分があるかを考え、納得できない問題は別に話し合います。暴力や脅しを受けた場合は、仲直りより安全の確保と相談を優先してください。
謝っても返事がありません。
追加の謝罪を何度も送らず、相手の時間を尊重しましょう。連絡を断る意思が示されている場合は、それ以上連絡を求めないでください。待つことがつらいときは、友人などに自分の気持ちを聞いてもらう方法もあります。
参考
参照日:2026年9月5日。

