生ゴミの臭いが気になったら、まずは「水を切る」「小袋の口を閉じる」「ごみ箱の汚れを落とす」の3つから。消臭剤を増やす前に、臭いが袋・ごみ箱・排水口のどこから出ているかを確かめましょう。
ひとりちゃんごみを出した後も臭うなら、袋を外したごみ箱の底やフタ裏も見てみてください。
まず臭いの場所を確かめる
生ゴミは、水分が多く温度が高いと腐敗が進みやすくなります。ただ、キッチンの臭いがすべて生ゴミから出ているとは限りません。
- 袋の周りが臭う:口の閉じ忘れや、破れ・汁漏れを確認する。
- 袋を取り出してもごみ箱が臭う:底やフタ裏に残った汚れを確認する。
- ごみ箱を片づけてもシンクが臭う:排水口のごみ受けや、排水設備を確認する。
今日からできる5つの対策
1.調理くずを濡らさない
玉ねぎの皮など、もともと乾いている調理くずは、シンクへ入れずに別の袋へ。水を含んだ茶殻や食べ残しは、水切りネットなどで余分な水を切ってから捨てます。
水切りした生ゴミは、不要な紙で水気を吸い取る方法もあります。魚の骨や割れた物が混じっている場合は、袋を素手で強く握らないでください。
2.小袋を結ぶ
水切り用の穴あき袋を、そのまま保管袋にしないようにします。水を切ったら漏れにくい小袋へ移し、口を結びます。詰め込みすぎると結びにくいため、口を閉じられる余裕を残しましょう。
小袋はフタの閉まるごみ箱へ。袋が破れていたり外側が汚れていたりするときは、そのまま戻さず、新しい袋や拭き取りで対処します。
3.暑い日の保管を見直す
ごみ箱は直射日光や熱のこもる場所を避けます。ベランダに出す場合も、日差し・雨・虫や近隣への臭いに配慮し、避難経路をふさがない場所に置いてください。屋外へ出すだけで冷えるとは限りません。
魚の内臓など、腐りやすい調理くずは冷凍保管も選択肢です。船橋市の生ごみ対策でも、水切りや紙で包んで冷凍する方法が紹介されています。
冷凍するなら、調理時に分けた生ゴミを漏れにくい袋に入れ、食べ物と間違えないよう「ごみ」と表示します。専用の容器などで食品に触れないよう分け、収集日に取り出して自治体の出し方に従って捨てましょう。冷凍庫から取り出した後は、汁漏れにも注意してください。
冷凍庫に余裕がない、食品と分けて置けない、抵抗がある場合は、無理に冷凍する必要はありません。水切りと袋の口を閉じることを優先します。
4.ごみ箱の汚れを落とす
ごみを出したタイミングで、箱の底・フタ裏・袋を押さえる部分を確認します。汁が付いていたら放置せず、取扱説明書に合う方法で拭き取りましょう。洗える部品は洗って乾かしてから戻すと、次の袋を清潔な状態で使えます。
木製・金属製などの材質や、電動フタの有無によって洗い方は違います。本体を丸洗いしたり、アルコールを吹きかけたりする前に、使える洗剤と水洗いの可否を確かめてください。
5.排水口のごみ受けを洗う
調理や片づけの後は、ごみ受けの中身を取り除きます。ネットは汚れたら交換し、ごみ受けに残った汚れも洗い落としましょう。
LIXILは、ごみ受けや排水部の周りを、柔らかいスポンジや布と台所用中性洗剤で手入れする方法を案内しています。自宅の設備の説明書を確認し、外せる部品だけを洗って元の位置へ戻します。
排水管用の洗浄剤を使うときは、製品に書かれた使用量・放置時間・すすぎ方を守ります。自己流で洗剤やお湯を追加せず、取り外せない配管まで無理に分解しないでください。
塩素系の洗浄剤に、クエン酸など酸性のもの・酢・アルコールを混ぜないでください。同じ塩素系でも、排水口のヌメリ取り剤と重ねて使わないでください。危険なガスが発生するおそれがあります。生ゴミへ消臭目的でかける使い方もしません。花王の「まぜるな危険」の注意事項と、使う製品のラベルを確認しましょう。
掃除しても排水口が臭うとき
しばらく使っていなかったシンクでは、排水管の臭いを防ぐためにたまっている水が減っている場合があります。この水を「封水(ふうすい)」と呼びます。
LIXILは、排水口へコップ数杯分の水を流す対処を案内しています。水が流れにくい、逆流する、水漏れしている場合は、水や洗浄剤を足し続けず、賃貸なら管理会社、持ち家なら設備メーカーなどへ相談してください。
部品の外れや傷みも臭いの原因になります。掃除しても改善しない場合の確認順は、LIXILの排水口の臭いに関する案内も参考になります。部品や薬剤の指定は設備ごとに異なるため、自宅の型番に合う方法を選びましょう。
買い足す前に確認したいこと
まずは手元の袋とごみ箱で試し、困る点が残ったときに買い足します。選ぶときは次の点を確認すると、使わない物を増やしにくくなります。
- 小袋:一回分が入り、口を結べる大きさか。汁が漏れにくいか。
- ごみ箱:置き場所に収まり、フタを開けられるか。底やフタ裏を掃除しやすいか。
- 防臭袋・消臭剤:生ゴミ用か。使い方、交換の目安、一袋・一回あたりの費用を確認できるか。
容量や「密閉」という表示だけで決めず、袋の交換と掃除まで想像してみてください。消臭用品を使っても、水切りや汚れの拭き取りは続けます。
よくある質問
- 重曹やコーヒーかすを入れれば十分ですか?
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まず水切りと袋の口を閉じることを優先しましょう。重曹やコーヒーかすを入れるだけで、どんな臭いも消えるとは限りません。濡れた出がらしを追加したり、塩を振るだけで殺菌できると考えたりせず、たまった生ゴミを収集日に出すことが基本です。
- 臭うので、収集日の前夜に出してもいいですか?
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地域や建物が決めた曜日・時間・保管場所を確認してください。いつでも出せる集積所とは限りません。収集までは袋を閉じ、汁漏れや虫を防げる場所で保管しましょう。
今夜は水切りと小袋から
今日の片づけでは、調理くずを濡らさずに分け、水気のある生ゴミは水を切って小袋へ。口を閉じたら、ごみ箱の底が汚れていないか確認して終わりです。臭いが残る場所を見ながら、必要な対策を足していきましょう。

